1日で一生分のご利益がいただける 四万六千日みあかり観音燈明祭のお話

2022.08.11
daishimochi
こんにちは。お寺巡りが趣味のアッコです。

須磨寺では、毎年8月になると境内に観音菩薩様のお顔を描くようにろうそくを立て、祈りをささげる「みあかり観音燈明祭り」と呼ばれる法要が営まれているのをご存じでしょうか。

8月は9日の観音様の大功徳と重なり、この日にお参りすると四万六千日分の功徳がさずかれるとの言い伝えがあります。

須磨寺では、この「四万六千日法要」と「みあかり観音燈明祭」を毎年同じ日に行っています。

今回は「須磨の歴史マニア」ことアッコが、全国のお寺でも親しまれている「四万六千日法要」とろうそくの灯りが美しい「みあかり観音燈明祭」についてお話します。

 

旧暦の7月9日は観音様の大功徳の日

画像引用元「みあかり観音供養会(灯明会)」文化時報社

インドで生まれた観音信仰は、日本には奈良時代に伝えられたといわれています。

人々の心にいやしを与えてくださるやさしいお姿に、多くの人が救いを求めました。

古くから毎月21日は観音様のご縁日として人々に親しまれ、元禄時代頃になると、ご縁日とは別に8月9日(旧暦の7月9日)は四万六千日分の功徳がいただける「大功徳日」としてお寺に参拝する習わしが生まれたそうです。

四万六千日は「しまんろくせんにち」と呼び、この数字の由来は「白米1升」の米の数が四万六千粒であることから「1升=一生」食べることに困らないという意味があるのだとか。

この習わしは全国で行われているようで、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

有名な浅草寺をはじめ、地方によっては旧暦の7月にちなんで、7月9日に行われているお寺もあるようです。

 

人々を苦しみから救う「観音様」

 

観音菩薩様はその名の通り「音」を「観じる」菩薩様で、苦しみや悩みを抱える人の声を聴き、その苦しみから救ってくださるありがたい仏様です。

奈良時代に日本に伝来し、現在も多くの人の心をいやしてくださっています。

全国でお祀りされている観音像が女性のような柔らかくやさしいお顔をされているのは、こうした慈悲深さを表しているのかもしれないですね。

あらゆる願いを叶える仏様を表現するため、たくさんのお顔を持つ仏像もたくさん作られています。

 

須磨寺の国指定重要文化財の「十一面観音像」

 

画像引用元 大本山 須磨寺 上野福祥寺

須磨寺では南北朝時代に作られた「十一面観音像」をお祀りしています。

十一面観音像とは、頭上に冠のような11の顔を持つ観音様のことです。

正面は阿弥陀如来(あみだにょらい)・左側には憤怒(ふんぬ)面と呼ばれる3面の顔。

右側には白牙上出相(ばくげじょうしゅつそう)と呼ばれる3面の顔、後ろには大笑相と呼ばれる3面の顔があります。

観音様ご自身のお顔と併せて11面のお顔があることから「十一面観音」と呼ばれています。

 

やさしい灯りにほっこり「みあかり観音燈明祭」

画像引用元「みあかり観音供養会(灯明会)2021年の様子」文化時報社

須磨寺では8月9日の夕方18時から本堂で四万六千日法要が行われ、19時からは「みあかり観音燈明祭」がはじまります。

日が落ちた境内に須磨寺の僧侶様が、観音様のお顔の形になるように1本1本ていねいにろうそくを並べていきます。

観音様のお顔の下絵は、大日如来像など同寺の仏像も数多く手がけられている山髙龍雲大仏師が描かれているのだそうです。

観音様のお姿はその年によって違うそうで、ろうそくの数の多い年には荘厳と呼ばれる装飾も描かれるそうですよ。

ご先祖様の供養など参拝に訪れた方の願いが込められたろうそくに火がと灯されると、うす暗い境内に柔らかなお顔の観音様が浮かび上がります。

なんとも心安らぐ灯りが参拝者の皆さんの心をいやしてくださいます。

燈明祭りでは法要の間、雅楽や和太鼓の奉納演奏も行われ、地元の方や遠く離れた県外の方まで多くの方が訪れるそうです。

厳かな雰囲気の「みあかり観音燈明祭」の様子は、須磨寺の公式YouTubeでも見ることもできます。

気になる方は1度、ご覧になってみるのも良いのではないでしょうか。

ご家族や大切な方の新盆供養や観音様のご利益をいただきたい方は、ぜひ、須磨寺に足を運んでみてくださいね。

出典:須磨寺:四万六千日 みあかり観音 灯明会(YouTube)

参考リンク:年間行事・主な行事|須磨寺  令和4年8月の法要・行事のご案内|須磨寺

 

夏の須磨寺参拝にはぷるぷる触感のわらび餅はいかがでしょう

 

暑い夏の定番の和菓子「わらび餅」は、柔らかな口当たりで暑さを癒してくれます。

大師餅本舗のわらび餅は、本蕨粉と蓮粉に和三盆糖を加え、半返しにした後、せいろで蒸したプルプル食感に仕上げています。

きめ細かい深煎りの京きな粉をたっぷりまぶしたわらび餅は、おとな好みのお味ですよ。

当店のわらび餅は冷やしても固くなりにくいので、つめたく冷やしてお召し上がりいただけます。

須磨寺へお越しの際は、ぜひ当店にお立ち寄りいただき、爽やかな和菓子をお楽しみいただけると嬉しく思います。

きなこたっぷりのわらび餅

大師餅本舗は、山陽電車・須磨寺駅から歩いて3分、須磨寺の参道にある和菓子店です。

須磨寺参拝からのお帰り道の左側にあります。ぜひお立ち寄りくださいね。

大師餅本舗店舗外観

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